随想録

ふたたびの奄美大島（その２）

　旅に出てその土地のおいしいものに出会うことは大きな楽しみのひとつです。
　そして、それがその土地ならではのもので、値段がお手頃で人のぬくもりが伝わってくるようなものであればなおさらです。
　その土地で守られている確かなおいしいものってあるんですね。

　奄美大島の西郷さんが住んでいたと言う庵のすぐそばにある小さななんでも屋さんで出会った黒糖もそのひとつです。

　都会からのUターンして店番をしていた若い娘さんにすすめてもらった黒糖は、今年の新糖で地元名瀬市の里山商店のもの。
　今まで食べたことの無い食感。
　むっちり口あたりがやわらかく、甘さも優しい奄美らしい黒糖です。

　こちらに帰ってきて口にふくむ度に奄美で出会った心やさしい人たちをなつかしく思い出しています。

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地元のおかあさん達の手作り品のお店。たくさん試食させていただきました。

奄美大島といえば鶏飯です。

名瀬市のホテルの朝食。地元料理のバイキングが食べられます。

古仁屋の黒糖かりんとうのお店。素朴でおいしかったです。

2007年4月